釈然としない慣用句について
久々の記事です。
基本なのも信じてないので、テレビ・新聞・ネット・医者のアドバイスなど話半分で聞いている。
よく使われる言葉でもやはり同じで、例えば「旨味を閉じ込める」という言葉を私は信用していない。
料理番組で「〜することにより旨味を閉じ込めマース」と言って料理人が食材にあれこれするシーンでは、やはり、「・・・閉じこもっているのか?」と思ってしまう。
旨味は閉じ込めないと逃げるのか、旨味が逃げるとは一体どういう状態なのか、
そもそも旨味というものはまやかし、気のせい、迷信ではないのか。
「閉じ込めます」とプロに言われたら、そりゃあ「ああ閉じこもっているんですね今」
「逃げ出そうとする旨味を逃さないという工程なんですね」
「旨味ってのは逃げ出そうとする習性があるんですか?」
など段々と疑問に変わってくる。
これは私個人の考えだが、そもそも旨味は逃げるものではないと思う。
料理人は師匠に「こうすることで旨味を閉じ込める」と習ったので、
まさにそれに倣って言っているだけで、実のところ、
「これで本当に旨味が閉じこもっているのかナ?」と思っているハズ。
あきらかに「旨味を逃さない=肉汁を逃さない」という解釈をしている人もいる。
それは汁を逃さない、と正確に言ってほしい。
ルーシーが逃げないと。ルーシーイン・ザ・スカイウィズダイアモンドだと。
高樹沙耶も喜ぶだろう。(あれは草か)
あと、「バールのようなもの」も謎だ。
バールのようなものはどんなに考えても出てこない。
イラブー(ウミヘビ)の干物をまっすぐにしたら近いかもしれないが、
イラブーではなにかをこじ開けたり、人を撲殺することは難しい。
恐らく、はっきりとバールと言うことは、DIY業界や金物屋業界への悪い影響があるという配慮に基づいているのだと考えられる。
はっきりと「バール」と言ってしまうと、「バール=世紀末の始まり(終わってるけど)=マッドマックスに出てくる奪われるより奪う側に行くぜヒャッハーな人たち」みたいなイメージになり、ドリルやハンマーは普通に購入できるのに、バールだけは身分証明書を提示しないと買えない、未成年者は親の承諾が必要などの業界を困らせる大変煩わしい影響が出てくる可能性がある。
あと、ニュースで犯罪者が言っていたという動機「ムシャクシャしてやった」も大概である。
ムシャクシャしてやってしまう・・・うん、許されることではないが、そうなのか。
そう思うしかない。
ところが、「そりゃオマエさんムシャクシャしてやったわけではないだろう?(寅次郎風に)」と言いたくなる事件も多々ある。
女子寮でパンティーを盗んだ、電車で盗撮した、そんな輩がたまに「ムシャクシャしてやった」言い切ることがある。なんでそんな恥ずかしいは犯罪で捕まったのに、動機だけ尾崎豊に寄せるのか。
「性癖です」の一言でいいではないか。
そのほうがこちらはスッキリするよ。しないか。