チャーハンとピラフの間にあるもの

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近所に中華料理屋さんが開店した。

ウチの近所にはいくつか飲食店がある。

ただ、港湾地域だからなのか、味の平均点が大分低く、

味より量といった雰囲気が町を覆っている。

昨夜、嫁とその店へ行った。

中国人夫婦ふたりで切り盛りしていて、

幾つかの小皿料理を取ったがどれもまあまあ美味しかった。

お酒の種類も予想より多く、

これは良い店が近所にできたものだと喜んだ。

ランチもやっているとのことだったので、早速本日行ってみた。

ランチメニューは5種類あったが、

初回なのでクオリティがわかりやすいラーメンチャーハンセットを頼んだ。

昨夜来た時は客はいなかったが、ランチは結構な入客があった。

30分経っても出てこないのは、厨房がワンオペだからだろう。

せっかちな私も黙って待っていたが、その時、おかみさんから衝撃の一言が。

「注文なんでしたっけ?」

ガビーンである。

今から作るのであればキャンセルしてくださいと告げるとおかみさんは、

素敵な笑顔で「もうできますよ」と言う。

それから数秒後、一瞬静寂だった厨房から、

チャーハンを作る時最初に中華鍋から発せられる

”シャラーン”というサウンドが聞こえてきた。

「うっわ、明らかに今作り始めとる!」

まあ、これも仕方ないということで黙って料理を待つ。

それから10分後出てきた料理が上記の写真である。

ラーメンについて。

斜向いに「一番美味いメニューがマグロ丼」という老舗ラーメン屋があるが、

そこよりは美味しいという感じ。

問題はチャーハンである。

無論、個人差があると思うが、私が思うチャーハンは、茶色っぽく絶妙にコゲが混ざって、ジョニー大倉的なギトギト感を漂わせているものをイメージしているのだが、

この店のチャーハンを見た時、

「ピラフじゃん」

と思ったのが正直なところである。

味は美味い。充分美味い。

だが、ピラフにしか見えない。

ご主人は中華料理のプロでそういった資格や認定を受けているとメニューにも書いてあるが、これが本場のチャーハンと言われるとなると、こちらも脳内で定義を変更しなければならない。

それに伴い、仕様書の変更と工数の見直しと再積算をいろいろとしなければならない。

とりあえず、ランチは行くのを止め、夕食だけ利用させてもらうことにした。

おわり