人生で一回だけオーディションに出たときの話

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オーディションに参加している人がSNSを使って応援をお願いしているのを良く見かける。

便利な時代になったぁとつくづく思う。

しかも最近の人、歌は上手いし演奏上手いし、コンセプトもしっかりしているし、

昔では考えられないくらいレベルが上っていると思う。

ただ、ちょっと前にレゲエユニットみたいな二人組(個人的にはカラオケユニットと呼んでいる)が、ビアガーデンで歌い終わったあとに、客に名刺を配って歩いているのを見た時、それはちょっと違うんじゃないかと思ったけど。

 91か92年くらいだったと思うが、

当時はバンドブームでいろんなレーベル(CD出す会社ね)が乱立していた。

で、ちょうど僕も東京で一旗挙げようと思っている時だったので、

求人誌フロムAが今度立ち上げるレーベルのオーディションというやつに応募してみた。

そしたらなぜか2次審査を通過して本戦に出ることになって、慌てて上京した。

本戦参加者は4組で、個人出場は僕だけだった。

渋谷のスペイン坂の近くにあるライブハウス(っぽい箱)で大会は行われた。

審査員には井上陽水のアルバムをプロデュースしたとか、

大物感漂う人らがいたな。

それぞれ2曲歌うことになっていたので、

僕はオリジナル曲意外に慌てて1曲コピーをして参加したのだが・・・

コピーしたのはThe Missionの”Black Mountain Mist”という曲か、

Death Angelの"a room with a view"のどれかを歌った。

(正直覚えていない)

いずれにせよ、どれも漆黒の闇くらい暗い曲だ。

今考えてもなんであんな曲歌ったんだろう?と思う。

しかもそのオーディションにメジャーデビューしたばかりという、

ToyBoysという結構クソみたいな(失礼)バンドがひゃっほーして場を盛り上げていたのに。

歌を終えると審査員があれこれ言うんですね。

あ、やっぱりオーディションだな、みたいな感じで。

僕が言われたのは主に以下の通り。

・服がダサい

・華がない

・痩せろ

ただただ東京に傷つけられに行ったんだなって。(照)

でもまあ僕にサンボマスターみたいに根性がなかったから音楽ビジネスの世界に入れなかったというだけだけど。

今、仕事で良くプレゼンテーションをするが、

あれも完全にオーディションの空気と言える。

まさか20数年の時を経て東京の経験を活かせるとは思わなかったナー。

 

後日談として。

先に東京に住んでいた弟がたまたまフロムAを見たら自分の兄貴(つまり僕)が

出ているオーディションのレポートが掲載されていてとても驚いたそうな。

その時、弟とは連絡つかない状況だったので、

それをきっかけに東京で会うことができたと言う。

記事ではめっちゃ持ち上げられていましたね。僕。