SWOT分析

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SWOT分析というマーケティングツールがあります。

これが超面白ぇーという話。

企業なんかは期末になると、

そろそろ来期の計画立てんとねって、

売上目標や戦略を立てたり、戦術を練ったりするわけですけど、

それらが去年の焼き増しだったり、過去の経験値からなんとなく作ってしまうパターンが割りと多いんですね。

そうではなく、客観的な目標を立てるためによく使われるのがこのSWOT分析

細かい説明はここでは書くのを避けますが、

4つのジャンルに対して客観的な事実のみをテーブルに乗せて、

それら(リソースや現在の良い状況、悪い状況、想定したくないけどありそうな悪い要因)をうまくマネジメントしてできるだけ最大限の結果を出そうというやつです。

そこで行動計画や様々な行動、プロセスを評価するための数値的目標(KPI)というものが出てきます。

あとは、それを信じてあれこれ考えず進めれば良い、というものなんですが、

正直これって企業としては多少企業文化の熟度みたいなものが試されるもので、

先述の通りこれはツールなんですが、ツールを作ることが目的になってしまうことも多々あるんですね。

ツールの目的化ってヤツですね。fuck。

ひどい話になると、そのツールもカッコつけで使えてないというパターンもあります。

以前、私がある自治体でプレゼンテーションをしたときの話。

その中で、「その地域の働き方は2極化し多様性があるとは到底言えない」という旨の話をしたら、一人の審査員が質疑の際に「多様性がないとは失礼じゃないか」と、

斜め上後方くらいの角度からツッコんできました。

これは質問ではなく、単に憤慨しているという感想です。

この審査会の中で一番偉い人の発言だったので一瞬固まるくらい驚きました。

この人は誰に対して見栄を張っているんだろう?と質疑しながら考えましたが、

恐らく、ただ単に行政の怠慢だと批判されているとかそういった被害妄想に陥ったのだと思います。この方は議会で結構やられているんでしょうね。(憶測)

その偉い人のように「客観的なことを言わない。言ったら刺される」という世界もあるのですが、そうなっちゃうと分析など絵に描いた餅になってしまいます。

絵に描いた餅でやっていける会社ならそういった予定調和のノリでいいんでしょうけど、時間の無駄ですよね。あまりにも。

嫌かも知れませんが、やらないとなんにも進まないのです。

(ちなみにその案件は受注しましたけどね)

絵に描いた計画で絵に描いたKPIを見て達成しても虚しいだけなんですが、組織が”しごとの仕事”のノリだとそれはそれで良いって空気になるんでしょうね。

ある意味うらやましいです。

それで、なんでこの話をしているかというのは、

このSWOT分析の中(前述の4つのジャンルの中で)

  • 弱み:目標達成の障害となる組織(個人)の特質。

ってのがあるんです。

個人的にはこここそが企業文化の最も表れるところ且つ、ちゃんとしないと全て無意味になる項目だと思っています。

だってこれをテーブルに乗せてどうするかっていうと、

”弱みを最大限良い方向に持っていく”

ですからね。 

だから弱みをテーブル乗せない=永遠に弱い部分を抱える

ということになるわけです。

野球チームがあります。

チーム打率は2.70でリーグ1位。

しかし防御率は6.00でリーグ最下位。

普通で考えると投手陣の立て直しが急務ですが、

投手コーチの政治力が強くて誰も批判できない。

するとチームの先述は投手陣の補強ではなく、

スラッガーの補強に走ります。

そりゃ結果はでるはずありません。

このチームが弱いのはフロントもしくはコーチ陣が悪い、

つまり組織として悪いわけです。

選手が一生懸命やっても結果は出ません。

暗黒時代の阪神そのものです。(私は阪神ファンです)

あと、弱みを全部選手のせいだと思うフロントやコーチ陣もいるでしょう。

暗黒時代の阪神そのものです。

「働き方の仕組みをコロコロ変える会社はヤバイ」という定説もここから来てます。

また、SWOT分析を進めるには進行が重要です。

なぜなら、弱みと思う意見に対しその場で反論が起きがちだからです。

議論慣れしていない組織の場合は記入方式にしたほうが良いかも知れませんね。

その場で取り繕って真実と異なることをテーブルに乗せるよりはまだマシでしょう。

私は頭の中でSWOTをやるんですが(基本ひとりぼっちなので)

今の会社に入ったときの弱みは「なにしろ全部ひとり」ということでした。

そして弱みの克服手段は以下の2つにしました。

①「同じ畑だけど業態や業務品目の階層が違う会社と持ってないリソースを分け合うことでひとりで営業するところを10人くらいで営業ができるような関係を作る」

②「自分の作業をお願いできる人間をひとり育てる」

上記をKPIで示すと①は10社②は1人です。

あとは計画通り粛々と進めるだけです。

これをやって2年近く経ちますが、自己採点では100点です。

とはいえこれはたまたまですが、100点なのでさらにこの分析を信頼しています。

分析は10%、実施が90%の重要性だけど、

分析が0だったら実施は永遠に0の結果という今回の話でした。