足4の字固めについて

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プロレスはブックだとか八百長だとか未だそんな前時代的なことを言う輩は存在する。

尖閣の棚上げ論を批判するのは良いとしても、プロレスのそれはぜひ棚上げしてもらいたい問題である。

プロレスとは見えているものを見ないで楽しむものであり、まさにそれは色即是空の教えと同じなのである。

さて、そのプロレスには色々な技があるのだけれど、筆者の中で勝手に技のセグメントを分けていて、その区分とは主に以下である。

1.地味系(レスリングの基本そのものといえる技)

ヘッドロック・ボディスラムなど

2.派手系(選手それぞれのフィニッシュ技)

シャイニングウィザードレインメーカーなど

※これは花型選手がやるべきものであり、地味な選手がやってケガする例は、やはり何と言っても木村健悟の「稲妻レッグラリアート」であろう。

通常腕で相手の喉元をアレするラリアットを、足でやるというアレンジ・・・。

ほんとにただそれだけの話。ぴょ~んと体を宙に浮かせて膝で相手の喉元をアレするわけだが、普通の感覚で見ていると「こ、効率悪くないすか?」と思う。

しかしそう考えないということが前述の色即是空なのである。

絶望的なネーミングセンスも傷口に吹きかけられる焼酎のようにただただ傷口を深くしている。

3.お盆などで親戚が集まったら大きないとこが小さないとこに掛けて遊ぶ系

足4の字固め・アトミック・ドロップなど

足4の字は類型3に分類される。

これがフィニッシュホールドだった時代もあったわけで、ほのぼのとした良い時代の象徴とも言える。

それではこの技について考えてみたいと思う。

まず、通常関節技とは関節が曲がっちゃいけない方向に曲がるので、

「いっ痛い痛い!」ということになるのだが、この足4の字を良く見てほしい。

正しい人間工学に基いてフツーに足が「4」の字を描いている。

むしろ、寝相レベルである。

そう、これは関節技ではないのである。この状態でスネの部分、骨と骨が強く当たると痛いのだが、この「骨同士が当たるのが痛い」という、なんというか少しフワッとした技なのである。

かける側が力を入れてウリウリするから痛い。

・・・他にやり方あったんじゃないかと。

あと、これも重要なのだが、足4の字が極まった状態で二人がひっくり返ると、

技を掛けたほうが痛くなるというオモシロ展開がある。オプションみたいに。

えー・・・

掛けないほうがいいよね。うん。リスクを考えると・・・。

はい、でもそこがプロレスなのです。

足4の字固めという名称の重厚な雰囲気と極まった状態の絵面の良さ。

見栄えもグー。

(実際はスネをウリウリしているだけだけど)

ひっくり返そうとする相手と返されまいとする必死のやり取り。

これをマッチポンプと考えることは無粋と言える。

ぜひ、今夜は家族同士、夫婦同士、恋人同士で掛けあってみてはどうだろう。

タイ古式マッサージだと思って。